さて、今日は価格戦略のお話。
既にある商売もそうだけど、商品の売価設定をどうするか?というのはひじょーに難しい問題なのです。低価格で大量販売するのか、高価格であっても購買行動を起こす最大層にアピールするのかというのは、顧客ターゲット戦略とその後の販売戦略に大きく絡む問題なんですな。言っている事、わかりますよね?
にもかかわらず、価格戦略を「なんとなく」で決めている企業の如何に多いことか。
嗚呼嘆かわしい。
とりあえずライバル会社と比較してみたり、ライバル含めた「市場価格」と比較してみたり。そんでもってそれよか高いだの安いだのやってるわけだ。
ハッキリ言ってそんなん全く意味ないんだな。これが。なんでってターゲットがそもそも違うやんということやね。それとも「ライバル」と考えている所と、顧客ターゲットが全く同じなんかね?ありえんでしょう。どう考えても。
市場をマスで考えているからそーいう勘違いをするわけで、似たような商品であっても、全く同じ人がそれを全部買ってたりするわけがない。つまり例え似てる様に、見えたとしても、ターゲットは全く違うってー事だね。
ということは自分とこの顧客は自分たちにしか理解できないわけで、それをどう理解するのかが重要やね、って事だ。
例えば最近「高額所得者向けサービス」がいけてる、とかいうアナリストとか、評論家さんがいらっしゃるが、そーいう高額所得者向けサービスを提供する側ってーのがホンマに高額所得者の購買動向を理解してるかってーとできてないことが多いわけだ。
でもってグループヒアリングとかやるわけだが、そんなグループで聞いても表面的なうわっつら話しか出てこない。冷静に考えればふつーにわかることなんだけどさ。
それでも「聞こう」という意思があるだけまだましで、「聞きもしない」アホたれな企業の何と多いことか。嗚呼嘆かわしい。
まあ俺はコンサルが商売じゃないから、よそさんがそーやって勘違いマーケティングやってる間にとっとと市場をとっていくだけの話で。
どこの誰が言ったか、成熟市場においては成長は難しいし、ましてや新規参入なんてトンデモナイ!というのが世の定説なんだが、そんなしょーもない勘違いマーケティングしかやってないような企業ばっかの市場では、ぶっちゃけ成熟もへったくれもないわけよ。
不況だ、いや市場はもう飽和してるとか、ホンマ聞いててバカバカしい。逆説的に言えば、そんなろくでもない企業さんが「ほとんど」やから、いくらでもつけ入るところがあるわけで、ホンマにありがたい話ですわ。
今日も仲間と話してて、新しいビジネスのアイデアが沸いて出てきたww
とりあえず初年度で億は硬いな。しかも初期投資はほとんどいらん。
なんで皆さんこぞって商売は大変だーとか、売上が伸びひんわーとかいってんのか、正直意味わからんし。
昔リーマンやってたとこの話とか、タマに聞くけど、正直いつまでちんたらやってんの?って思うね。マジで。過去の成功体験なんぞいつまでも引きずって、変われないし変えれない。変えようとする気概のある社員もいない。辞めてよかったわーホンマ。とつくづく思うね。まあ基本的に中小企業とか、大企業でもオーナー企業ってーのは、社長がアホやと業績も悪くなるのはしょうがないんやけど、それを言い訳にしてなーんもせん社員が量産されていく様は見ていて笑える。いやマジでww
話が脱線してしもうたけど、要するに価格いうんは客が決めるもんやいうことやね。でもってどの価格が正しいのかは、前回の話やないけど、「テスト」するしかないわけ。
テストよ、テスト。
京セラの稲盛さんは「値決めは経営」いわはったけど、正直マーケティングセンスない社員しかおれへん会社でテストもくそもないけどな。
まあ、皆の衆、効果ない方法でいつまでも頑張っておくれ。
その間にさくさく市場取らしてもらうさかいにww