湯豆腐

b0013206_2254307.jpg

昨日、豆腐の頒布会に入れている情報チラシを見ていたら、北大路魯山人の本の抜粋がありました。湯豆腐の話ですがちょっと引用します。
湯豆腐の材料
湯豆腐を作るには次のような用意がいる。

一、土鍋 土鍋があれば一番良いが、なければ銀鍋、鉄鍋の類でもいい。その用意もなければ瀬戸引き、ニューム(※アルミニウム)などで我慢するほかはない。が、これらは感じも悪いし、煮え方がいらいらして面白くない。こんろか火鉢にかけてやる。



一、杉箸 湯豆腐を食べる箸は、塗箸や象牙箸のようなものでは豆腐をつまみあげることができないから、杉箸に限る。すべらないので、豆腐が引き上げやすい。銀の網杓?などがあれば充分である。

一、だし昆布 水の豊かに入った鍋のそこに一、二枚敷いて、その上に豆腐を入れて煮る。昆布の長さ五、六寸。昆布は鍋に入れた場合、煮立って来ると湯玉で豆腐の乗った昆布が持ち上げられる恐れがあるので、切れ目を入れておくようにする。

一、薬味 ねぎの微塵切り、蕗の薹、独活、ひね生姜のおろしたもの、七味唐辛子、茗荷の花、柚子の皮、山椒の粉など、こんなに薬味がいろいろある方が風情があっていい。この中で欠かすことができないのは葱だ。他のものはその時の都合と好みに任せていい。
それからよく切れる鉋で薄く削った鰹節適量。食事前に削るのが味よく、香りもよい。

一、醤油 上等品に越したことはない。醤油に豆腐をつける前に、先に述べた鰹節だの薬味を入れていい。豆腐には敷いた昆布の味がついているから、おのずから味の調節がつく。なるべく化学調味料は加えないほうがいい。

一、豆腐


どうでしょう、どんどん湯豆腐に引き込まれていきませんか?
ブログでも「もうかる」「かせぐ」ネタなんかが大はやりですし、自分もそういう話は嫌いじゃないですが、こういう話を読むとああ自分はやっぱり食べることが好きなんやなぁととてもホッとします。

ゆっくりとうまいものを味わって食べる、その時間ほど何物にも代えがたい時間はないですね。1日がどんなに忙しくても、うちに帰ってうまいものを味わっているだけでストレスはリセットされて、肩の重荷はふっとなくなっています。それは忙しさの反対にある日向ぼっこのような時間です。スローフードの真髄はこういうところにあるんだと思います。
[PR]

  by jinzabro | 2004-10-20 22:56 | オーガニックな食卓

<< 大前研一氏&斎藤孝氏の講演会へ... 2次試験の結果よりドキドキする事 >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE